AVDの高速化

1.はじめに

Androidのアプリケーションを開発するときに使うAVDを高速化する方法です。

想定する環境は下記の通りです。

・CPU:Intel Core i7-2600

・OS:Windows7 Pro

・ADT:Build: v22.3.0-887826

2.環境構築

2.1.必要なパッケージをインストール

eclipseを起動し、「ウィンドウ」 -> 「Android SDKマネージャー」 を開く。

 

下記の2つのパッケージをインストールする。

・Extras/Intel x86 Emulator Accelerator(HAXM)

・Android 4.2.2(API17)/Intel x86 Atom System Image

 

2.2.Hardware_Accelerated_Execution_Managerをインストール

下記のファイルを実行し、「Hardware Accelerated Extension Manager」を

インストールする。

 

・実行ファイルの位置

..\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\sdk\extras\intel\Hardware_Accelerated_Execution_Manager

 

・ファイル名

IntelHaxm.exe

 

デフォルトのままで、インストールを進める。

 

2.3.AVDの準備

・再びeclipseで、「ウィンドウ」 -> 「Android仮想デバイス・マネージャー」 を開く。

 

・下記の構成でデバイスを作成する。

 ・ターゲット:Android 4.2.2 - API Level 17

 ・CPU/ABI:Intel Atom (x86)

 ・メモリー・オプション RAM:768

2.4.作成したAVDの確認

「ウィンドウ」 -> 「Android仮想デバイス・マネージャー」から、

作成した仮想マシンを起動し、動作することを確認する。

 

 

以上、作業は完了です。

ARMやMIPSの仮想マシンよりも、サクサク動く印象です。

Google APIのx86用のイメージは配布されていない為、

使いたい場合は、自分で作成しないといけないようです。

未確認ですが、下記サイトが参考になりそうです。

http://t-tech.hatenablog.com/entry/2012/07/27/151705 

 

 

Macについても、ほぼ、同じ手順で高速化できるようです。

 

<参考>

IntelのAndroidのサイト:http://software.intel.com/en-us/android

 

写真素材のピクスタ